夢を追いかける。諦める。そのときの判断は慎重に。
今日は舞台『紅葉鬼』を観てきました。
これはBL漫画『抱かれたい男1位に脅されています。』の作中でメインキャラが出演する舞台を実際に実写舞台化した作品です。
あらすじ等は公式HP(
)を見ていただくとして、タイトルのお話へ。
「モデルになりたい」とか「プロのスポーツ選手に・・・」というような夢を抱いた方は少なくないと思います。「叶えられるのは才能のあるほんの一握りの人だけ」と言われるような夢を。
私もその一人です。私は声優を目指していました。夢を叶えようと、養成所に通っていたこともあります。
今はあきらめて派遣社員をしていますが、その影響で舞台観劇が好きになり、たまに観劇に出かけます。舞台の好きなところはやはり生で演技がみれること。映像作品ではなかなか感じることのできない役者の纏う空気感がダイレクトに伝わってきます。コンサートやライブと同じでその時、その場でしか感じられない何かが舞台にもあります。
いままで見てきた舞台はどれも面白くて、出演する役者さんも皆さんが素敵でした。ほぼ毎回満足して帰ります。けれど、同時に「私も演技をやりたい。」「(俳優さんが)羨ましい。」と強く想うのです。
羨ましいと感じるのは、演技に関わっていない現状に不満をもっていて、あっさりと夢を追いかけることを手放したことに対して悔やんでいることから、だと思います。
中途半端に夢を追いかけてしまった。遅刻や忘れ物を頻発し「叶える気がないから頻発するんだ。向いていないのだ。だったらやめてしまえ。」と深く考えもせず養成所を退所した。
もしも、そのときに思い直し通い続ける選択をしていたらどうなっていただろうか、と思います。万が一の可能性でも夢を叶えることのできるところいたことが、今はとても恵まれていたのだと感じます。
いま夢を追いかけている人は、その夢を諦めようとしたときたくさん悩んでほしい、と思います。ずるずると続けるのは良くないことですが、私のようにその場の勢いだけで決めて後悔するのも良くないです。
「いい経験ができた」と想いを昇華させたり広がった世界を引き続き楽しんだりするためにも、退き際の判断は慎重になった方がいいです。
私のように楽しんだあと、自分勝手に後味悪くなるのはもったいないです。